エアコンの暖める仕組み
雪が降るような寒い日でも、エアコンは次々と暖かい空気を吐き出してくれます。いったい、どのような仕組みなのでしょうか? 電気ストーブや石油ストーブなら、見ればすぐに仕組みがわかります。しかし、エアコンは内部を見ても、その仕組みまではわかりません。専門用語はエアコン用語集で詳しく解説していますので、1年中大活躍のエアコンのことをもう少し勉強してみましょう!

冷たい空気を暖める
エアコンの暖房運転は、部屋の冷たい空気を吸い込んで、暖かい空気を吐き出しています。内部に熱交換器という熱を持っている部品があって、そこで空気を暖めるという仕組みです。では、その部品はどのように暖められているのでしょうか?
熱を運んでくる冷媒
電気ストーブは、電熱線に電気を流すことで熱を生み出していますが、エアコンではまったく違う方法が採られています。実は、熱交換器の中には冷媒と呼ばれる液体(気体)が循環していて、その冷媒が外から熱を持ってきているのです。この冷媒は、冷房運転で使われるものと同じで、エアコンが1台2役である秘密がここにあります。
圧縮することで作られる熱
部屋より外の方が気温が低いのに、なぜ冷媒は熱を持つことができるのでしょうか? そのカラクリは「圧縮」にあります。物質は圧力をかけると、熱を持つ(まわりの熱を奪う)性質があります。たとえ、外の空気が冷たくても、冷媒を暖めることができるのです。
圧縮と膨張の繰り返し
部屋の空気を暖めた冷媒は、その後どうなるのでしょうか? 冷媒は圧縮されていますので、そのままでは、再び圧縮して熱を持たせることはできません。そこで、いったん膨張させて温度を下げます。冷たくなった冷媒は、外気から熱をもらい、そして再び圧縮をかけられて高温になります。この繰り返しで、部屋が暖まるというわけです。

